動画編集でも生成AI素材が使える
アドビ は、Adobe Premiere Pro 内の画期的な生成 AI イノベーションが発表された。FireFlyでのAI画像生成をはじめPhotShopやIllustratorにもAI機能が搭載されているが、遂に動画編集のPremiereProにも年内に実装されるようでありその機能の一部を紹介する動画も公開されている。
動画制作に30年以上携わってきたので、この業界の進化を間近で体験してきました。大きな変革として、編集作業がデスクトップで行えるようになったこと、カメラ機材がコンパクトで高機能・低価格化、さらに、一眼レフを活用したワークフローなどがあげられます。撮影・編集は動画制作に不可欠な要素であり、作業効率の向上とコストダウンにつながっただけでなく、動画制作の敷居を大きく下げる一因にもなりました。私自身も長年PremiereProを使い続けており、バージョンアップの度に新機能を体感してきました。しかし、今回発表された生成AI搭載のアップデートには、満を持して”ついにこの時が来たか!”と、新機能の実力を確かめたく、期待に胸を膨らませながら、早速新バージョンを使ってみたいと思います。
まずは動画を視聴
結論からいえば、アドビはユーザーの編集時の苦労を熟知しているということを再認識しました。まさに”痒いところに手が届く”といった感じでしょう。撮影段階から全てを計算し準備していれば、編集作業はスムーズに進められるでしょう。しかし、企業動画や製品紹介映像などの場合、時間や予算の制約から、理想的な撮影は難しいのが実情です。
そこで編集作業において、合成やレタッチなどのハイスペックなシステムを用いての処理など時間とコストをかけてきました。しかし今回のPremiere Proの新バージョンでは、その一部を解決してくれそうです。同社の生成AI「Firefly」を活用し、画像生成や不要物除去がPremiere Pro内でシームレスに行え、カメラワークのトラッキングにも対応するようです。
さらに、OpenAIのDALL-E 3・RunwayのGen-2・Pikaなどの生成AIサービスの実装サンプルもあり、動画演出の幅が大きく広がることが期待できます。また音楽の生成もできるようなになるようです。ナレーションも音読さんやcreative reality studioなど既存のサービスを活用して作成できるので、ますますデスクトップで高品位な作品がコンプリートできる、まさに動画クリエーターにとってパワーアップされた最強の編集ツールですね。
まとめ
動画編集において最も手間のかかる作業は、カメラの動きに追従してオブジェクトを「追加・修正・削除」する合成作業でしょう。手作業で行うことも可能ですが、時間がかかる割には質が伴わないクオリティになりがちです。しかし、今回の画像・動画生成AIの機能を実装したAdobe PremiereProを活用することで、手間のかかる作業が軽量化され、制作者の意図をきちんと汲み取った編集ができると思います。
さらなるバージョンアップによって、この生成AIがさまざまな編集シーンやカットを学習し、簡単なプロンプトで細かな指示に応えられるよう、精度が向上することは間違いないでしょう。編集作業の質が大幅に改善され、創作の幅が飛躍的に広がることが期待できます。


ピンバック: Adobe Firefly Videoモデルが発表。動画クリエティブが飛躍的な向上が期待できる – マーカススタジオ