Examples of Creative Works

制作事例②
[Graphic and Movie]

案 件:秋田県の業務用車両のレンタル・リースを主とした企業のTV-CM

内 容:主な企業概要を伝える企業広告として、3Dキャラクターの背景用イラストを生成AIで作成

動 機:3Dのアメコミ・ヒーロー風キャラクターが登場するCMシリーズ第3弾の企画では、いままではイラストレーターに背景画の制作を全て外注。しかし今回は、絵のタッチ、制作時間、コストを考慮し、一部のシーンで生成AIを活用することが得策と考える。さらに、企画段階からクライアントやスタッフ間で完成イメージを共有するため、生成AIで出力したイラストを使って絵コンテを作成。これにより、制作リードタイムとコストを削減しつつ、より良質なイメージ共有が実現できると判断。  

最終コンテを本編で使用する画像を用いて作成し仕上がりのイメージの共有をはかった。

CM展開概要

街頭広告に合成されたキャラクターが、看板から飛び出し、プレゼンテーション会場へと舞い降りる。そこで自社の強みをプレゼンテーション。大型スクリーンには、建設現場、物流、農業などの様々な現場で、車両不足に頭を抱える人々の声が映し出される。そしてストロングポイントをアピールするイラスト+CG構成の30秒です

キャラクターは3D-CGで作成

①・③合成用背景画を生成AIで作成

 都市にあるビルボード/ビルの間から舞い降りてくる/ステージ/
 キャラクターの歩くランウェイ

②と⑤は表情の変化や体の動き、口の動きなどを考慮しイラストレーターに
 依頼

④はシリーズ共通のアニメーション

① 大型広告看板の作成

キャラクターがアメリカンコミックのヒーローをイメージしたデザインなので、構図は海外の街にある屋外広告看板またはモニターを中心に据える。フォトリアルな画像ではなく、高画質のイラストタッチを指定。テレビ用素材のため、アスペクト比は16:9に設定して生成。

プロンプトのアレンジを行い生成を繰り返し右下の画像に決定。動画編集時にZOOM等ができるようスケールをアップして出力

次に看板・モニター内に表示(合成)させる画像を生成。数回試みたがイメージと異なっていたため、クライアントのWEBサイト上の大型トラックが並ぶ画像を学習させ生成した結果、左上を採用

広告看板(モニター)の中を合成し全体的に色調を補正。トラック画像の左にキャラクターを合成し、空へ向かって飛び出すための素材としてCGスタッフへ展開

空から舞い降りてくる合成用背景素材を出力、CGスタッフへ展開

② ステージ画像生成

キャラクターによるステージプレゼンテーションを行う舞台の生成に着手。このシーンも高画質なイラストタッチで作画。ステージセンターに大型のスクリーンを、ステージから後方に向かってランウェイを、そしてその左右に大勢の聴衆をシルエットで配置するイメージで生成を数回繰り返す。

後処理を前提に、ステージオンリーの生成を数回行い、左上の画像で決定し高解像度で出力

後処理用の素材として、客席のシルエットとランウエイ用の素材をステージ同様のイメージで出力

Photshopでステージにあるノイズやスクリーンの内部などを消し込み・客席・ランウィエを合成。

後にスクリーン内にイラストや動画が合成できるようにレイヤー設定を行い、CGスタッフへキャラクター合成素材として展開

③ 建設・物流・農業の各シーンのイラスト

当初はこのシーンも生成する予定でしたが、クライアントから人物の雰囲気や背景デザインへの強いこだわりがあり、さらにリップシンクや瞬き、背景のアニメーションといった要素もあったので、諸々を考慮しイラストレーターに依頼。その際、背景の参考イメージを生成(下段の3コマ)

イラストレーターによる作画(下段の3コマ) 各パーツに動きが出せるよう、細かくレイヤー分けが設定されている。またコンテ⑤の笑顔の表情違いも作画

④ イラストとCGキャラクターの合成

AfterEfffectsで各種合成や調整作業をおこない、PremiereProでマスタリング。その後、ナレーション及び音楽・効果音を専門録音スタジオで作業を行う
ナレーションや音楽(選曲)などの音声素材は、プロの方に依頼

⑤ 動画の完成